Day attributionとPost attributionは、ソーシャルメディア分析でコンテンツの影響や効果を時間の経過とともに理解するためにメトリクスがどのように使われるかを表します。
それぞれの定義は次のとおりです。
Day attribution ⇒ 特定のアクションやEngメトリクスを発生した日に割り当てるプロセスを指します。たとえば、ユーザーがある日に投稿に「いいね」、シェア、コメントした場合、そのEngはその日に割り当てられます。Day attributionによって、マーケターは日ごとのEng(や他のメトリクス)の変動や傾向を把握できます。
Post attribution ⇒ 特定のアクションやEngメトリクスを発生させた個別の投稿に割り当てるプロセスを指します。たとえば、1つの投稿が3日間にわたって「いいね」やコメント、シェアを獲得した場合、それらのEngは(投稿が公開された日)にその投稿へ割り当てられ、3日間に分けてはカウントされません。
Socialinsiderダッシュボードからの実際の例を紹介します。
これはEng分布の折れ線グラフです。2024年4月のMUBIのFacebookページを選択しました。
グラフにカーソルを合わせると、公開された投稿ごとの全Eng値が表示されます。4月24日、MUBIは3893のEngを獲得しました。これは2024年4月24日に公開された投稿によるEngです。
さらに詳細を見たい場合は、グラフ(24日)をクリックすると、その日に公開された投稿が3件、各Eng数と共に表示されます。
ただし、Engの合計は3893です。
投稿1: 2168 Eng
投稿2: 1654 Eng
投稿3: 71 Eng
これらのEngの合計は次のとおりです。
2168 + 1654 + 71 = 3893 合計Eng(2024年4月24日時点)
すべてのリアクション、コメント、シェアがその日に受け取られたとは限りません。今日投稿を公開しても、1週間分のリアクションが得られる場合もあります。しかし、それらのリアクションはすべて、MUBIの例のように、投稿が公開された日に割り当てられます。これがpost attributionです。
ダッシュボードのツールチップでは、日別および投稿別のアトリビューションで影響を受ける可能性のあるすべての指標とチャートについて説明している。
まとめると、日別アトリビューションはEngの発生タイミングに注目し、それらを特定の日に割り当てる。一方で、投稿別アトリビューションはEngを発生させた個々の投稿に割り当てることに注力している。
どちらの指標も、ソーシャルメディアのパフォーマンス分析やコンテンツ戦略の最適化に役立つ。


